野球の花と称されるホームランを数多く打つプロ野球選手は、今も昔も変わらず子供たちの夢でもあり、憧れの存在です。ただ、近年では西武の中村剛也選手やメヒア選手、ソフトバンクの柳田悠岐選手、日本ハムのレアード選手や中田翔選手、大谷翔平選手など一発の魅力を秘めた長距離砲はパ・リーグに多く集まっていると思われている方が多いと思います。
しかし、現在のセ・リーグにもパ・リーグの選手に負けないくらいに長打力が魅力の長距離砲がいるのです。2017年7月12日現在でセ・リーグのホームランダービーで1位となっているのが中日のゲレーロ選手で22本、そして、それを追うのが21本の広島のエルドレッド選手で、19本のDeNAのロペス選手が続きます。そして、現在セ・リーグ4位で日本人トップの17本を打っているのが広島の鈴木誠也選手で、同じ広島の丸佳浩選手が16本で続く形になっています。ただ、今年のセ・リーグのホームランダービー上位5人までに2人の日本人スラッガーが入っていないのです。
それはDeNAの筒香嘉智選手とヤクルトの山田哲人選手です。この二人は2017年シーズンが始まる直前に日本代表としてWBCで活躍した選手でした。しかし、シーズンが始まると2人共に不調を極めたのです。その結果、上位の常連だった2人が5位までに入っていないのです。ただ、ここのところ復調傾向にあり、山田哲人選手は13本で6位タイ、筒香嘉智選手は12本で8位タイにまで上がってきています。
プロ野球ドーム
プロ野球に所属している球団で、ドーム球場を本拠地に持っている球団は、6球団あります。そのうち、セ・リーグは2球団、パ・リーグでは4球団のチームが本拠地をドーム球場にして試合をおこなっています。セ・リーグでは、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ。パ・リーグでは、日本ハムファイターズ、西部ライオンズ、オリックスバッファローズ、福岡ソフトバンクとなっています。
プロ野球ファンの中では、屋外の球場の方が試合を見ていて楽しいと思っている人もいます。しかし、屋外球場と違ってドーム球場には多くのメリットがあります。まず、雨天中止にならない点です。屋内で行われるため、雨が降っていても関係ありません。そのため、チケットを取っていた試合が雨天中止となり、観戦できなるということが起こりにくいです。ごくたまにですが、台風などで試合が延期されることがあります。ですが、ほとんどの試合はどんな天候でも、中止にならずに行われるため、野球を見に行く人は予定がたてやすいメリットがあります。
また、試合途中に雨が降ってくると屋外球場の場合は、雨にずぶぬれとなってしまいますが、その心配もありません。そして、夏の強い日差しを受けて熱中症で倒れる心配もありません。